朝霧由章-病院物語

朝霧市にすごく評判の高い病院があると友達が教えてくれました。

その病院は大きい総合病院で、どんな症状もみてくれるところでした。

私は最近鬱のような症状がありました。

一度精神科にいって、今の症状をみてもらい、症状にあった薬もほしいと考えていました。

そのため、その大きな総合病院を選びました。

評判が高いと聞いていたのでそれだけで安心できました。

その病院の精神科に行き、今の症状を話しました。

とにかく毎日不安で楽しくないとか、仕事のことを考えるだけでつらくなって涙が出てしまうとか、友達と遊びたいという気持ちも全くないということを話しました。

今まで楽しく見ていたテレビも全くおもしろくないし、何をするにもやる気が出ないといいました。

そしたら、精神科の先生には、鬱の可能性がすごく高いといわれました。

もしもあまりにもつらい場合には、薬を処方するといってくれました。

でも、薬を飲むと、副作用が出るので最初の方はしばらくつらいかもしれないともいわれました。

そのため、薬を飲むのは怖いと思ったのですが、今の症状は結構つらいと思ったので薬を飲むことにしました。

精神状態を安定させる薬を飲むのは人生で初めてだったので、本当に大丈夫かなという不安な気持ちがありました。

でも薬を飲んでみたら、すごく気持ちが楽になっていくのがわかりました。

自分でもびっくりしました。

こんなに薬を飲むことで気持ちが楽になるのなら、もっと早くから薬を飲んでいればよかったと思ったくらいです。

薬を飲むことで、だんだんと前と同じようにテレビを楽しんだり、友達と遊ぶことが楽しみになったりしてきました。

自分でも本当に驚いています。

先生も親身になって私の話を聞いてくれるので、それだけですごく安心することができています。

おもいきって病院にいってよかったと思う毎日です。

病院にいったことですごく体調もよくなり、ストレスも感じなくなりました。

これからもしばらくは薬を飲みたいと思っています。